職場の先輩がいる。
仕事に情熱を燃やすタイプで筆者の職場において重要な資格を取得し、
今までやってこなかった分野を開拓しようとしている非常に尊敬にあたる人物だ。
が、しかし。
その先輩は「雑談に登場する人の名前を絶対言うマン」なのである。
「雑談に登場する人の名前を絶対言うマン」てなんだよ、と思うかもしれないので例を出しておこう
まずは通常想定される雑談からだ

地元の友達が面白くてさ~

へ~どんな友達なんすか?

探偵の学校に通い始めたんだって
まぁこれが本来のやりとりだろう
一方その先輩とのやり取りは以下の通りだ

うちの地元に面白いやつがいてさ~

へ~どんな友達なんすか?

〇〇君ていうんだけど~、なんか探偵の学校に通い始めたらしいんだよ
そう、第三者のエピソードを話すときに絶対に個人名を出してくるのである
先輩の地元の友達エピソードは普通に興味があるとして、
申し訳ないがその友人の名前まではさすがに興味が無い。
共通の友人や知り合いならまだしも、顔も知らない人の名前を言われてもこちらには一ミリも得は無い
それなのになぜ先輩は名前を絶対挟むのか、筆者にその友人の名前を憶えてほしいのか?
しかも友人は複数人おり、そのたびに名前を言われる。
当たり前だがピンとこない
そりゃそうだ、知らねー人だもん。
まぁそんなこんなで雑談に登場する人の名前を絶対言うことに関しては、正直ちょっと嫌だなぁと思いながら仕事をしていたのだが
決定的にこれはマズいと思う出来事があった

うちの地元に面白いやつがいてさ~

へ~どんな友達なんすか?

〇〇君ていうんだけど~、

あ~〇〇君ねぇ…
そう、ついに「雑談に登場する人の名前を絶対言うマン」から聞かされる友人の名前を覚え始めてしまったのである
筆者はもともと忘れん坊で記憶に割ける脳のリソースは非常に小さい、
先日見た映画の内容も忘れてしまうほどなのに!
なのに!!
そんな貴重なリソースを先輩の友人(会ったことも見たことも無い)の名前に割いてしまっている…
なんて、なんてもったいないんだ!!!!
それなら面白かったあの映画の結末や(面白かったことだけ覚えてる)あの語彙やあの知識で脳のリソースを使いたかった!!!!
使いたかったよおぉ!!!!!!!
しかし時すでに遅し、先輩から繰り出される友人の名前はいくら聞き流そうと思っても脳味噌に刻まれてしまった。
恐らくこの先輩は個人名を出すことが癖になってしまっているから、こちらから言わないとこの現象は無くならないと思う。
しかし、個人名出されても分からないから今後やめてください、なんて言えない。
今後も筆者の脳のリソースの一部は会ったことも見たことも無い人の名前で埋まるのだろう。
皆さんの周りにもこんな人、いないだろうか。
もしくはあなたが「雑談に登場する人の名前を絶対言うマン」や「雑談に登場する人の名前を絶対言うウーマン」ではないだろうか。
もしそうなら一刻も早くその癖をやめるべきだ。
あなたの雑談であなたの周りの人がほんの少しだけ不幸になっているかもしれないよ…
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