ジュラシック・シャーク サメ映画界最高峰の○ソ映画

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MOVIE
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人によって趣味嗜好は異なる、世の中には話題作のみを見るような人もいればB級映画を好んで見る人もいる。

しかしそんなB級好きにも限界というものがある、映画の体裁すらも整っていないZ級映画というものが存在するのだ。

このジュラシック・シャークもそんなZ級の作品だった。

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あらすじ

あるところに、自然豊かな、湖に浮かぶエルバー島があった。

そこにある石油掘削施設では、ある時深く掘削しすぎたために地下の氷床の中のメガロドン(古代の凶暴なサメ)を誤って湖に放してしまった。

しかし、危険がないと判断した研究員はそのまま湖の氷床を放置してしまうのだった。

しばらくして、湖で石油掘削施設の調査に訪れた男女4人組と、エルバー島で受け渡しをする予定だった絵画強盗集団が鉢合わせ、メガロドンの恐怖に立ち向かうことになる。

(Wikipediaより引用)

逆見どころ一覧

人生の貴重な1時間余を空虚に過ごそう、そんな時にお勧めしたいのがこの『ジュラシック・シャーク』だ。

今回は筆者のような犠牲者を出さないためにも、この映画の逆見どころをアピールしていきたい。

長い

スクリーンに映る登場人物たちは空虚だ。

このジュラシック・シャークを何とか映画として成立させようと時間稼ぎに近い間を作り、台詞を吐き出している。

序盤の女の子が2人で水遊びをしているシーンでは、水中に消えた友人に「ティファニー?」と声をかけ続けるカットだけで40秒が経過するのだ。


その時間稼ぎが露骨に現れているのが中盤の森のシーン、

何と3分間誰も喋らない

いい大人がただ黙々とサメも何も関係のない森の中を、下向いて歩いている映像が延々と流れていくのみ。

地面を見てた方が、まだアリとかが観察できる分楽しいかもしれない。


ついでに言うとエンドロールも長い。

どんな大作映画で多くの人が携わっていたとしてもエンドロールは5分くらいで終わるのが普通。

今作はFINという文字が現れてから終了するまでに13分30秒かかる

ちなみにサンコーから発売されている「おひとりさま用超高速弁当型炊飯器」では最短14分でお米が炊ける、この映画のエンドロールが始まってから炊き上げれば丁度終わった辺りで炊き立てのご飯が食べられるのでオススメだ。

普通の映画なら考えられないくらいにデカイ文字でゆ〜〜〜〜っくり流れていくスタッフの名前は最早シュール、乾いた笑いが漏れる。

お金がない

製作費もきっと少なかったんだろう、小道具が何か安っぽい。

別々の経路で来たハズの絵画強盗と学生が乗っていた安い手漕ぎボートは全く一緒のものだし

強盗たちが持っている銃なんかBB弾が出てきそうなチャチさ。

あと、強盗の1人が変なタンクトップを着ている

今どこにいる?何してる?

ビデオカメラでも最安値の機種で撮ったような厚みの無い映像は、B級映画ならあるあるなのでしょうがない。

しかし気になるのはカメラワーク。

一昔前の運動会のホームビデオ暗い手ブレしている映像で、メリハリのないシーンが続くため

今登場人物がどこにいて、何をしようとしているのかが全く分からない。

元祖西遊記スーパーモンキー大冒険か?

捕食シーン

サメ映画の見どころといえば、何と言っても“サメの捕食シーン”であろう。

悲鳴を上げて足から食べられていく人間たち!パニックを起こす船上!なんてのはステレオタイプではあるけれど、サメ映画の花形だ。

さて、今作の捕食シーンはどうか?

劇中2回ほどサメが人を食うが、2回とも人がサメの口の中で鯖折りになる。

原理は分からない。

そしてサメが捕食した後には血飛沫も、悲鳴も、肉片も、何も残らない

まるでこの映画を見終わった時の感情のよう。

総評

基本的にサメ映画は玉石混合、大作でもなければ見えている地雷を踏みにいくような気持ちがないといけないが今作は特にヒドい。

2018年時点でIMDbのランキングでワースト12位に入るという最悪で最高な評価を受けているのだ。

人生の貴重な1時間を無駄にしたいアナタ、『ジョーズ・イン・ジャパン』もオススメだけどコッチもいいよ。

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