能力を使うと青筋をたてて鼻血を出す超能力者!漫画でよく見るあの表現の元祖はここにあったのか!
あらすじ
時は1980年代、放浪者ベイルはショッピングモールで自分を蔑んだ目で見た婦人を視線だけで昏倒させてしまう。
現場を見ていた謎の男たちに捕らえられてしまったベイルは、他人を操ったりサイコキネシスで肉体を破壊できる「スキャナー」と呼ばれる超能力を持つ者の研究施設で目を覚まし、自身もスキャナーであることを告げられる。
時を同じくして、ベイルと同じスキャナーの能力を持ったレボックという男が信奉者や能力を使い、裏社会で暗躍していた。
目覚めたベイルはスキャナー研究の第一人者ルース博士に能力の操り方、能力を抑える薬品「エフェメロル」の存在、そしてレボックの脅威を知らされることとなる。
博士に頼まれレボック打倒の旅に出る。果たしてレボックの目的とは?スキャナーとは如何にして生まれたのか?道中謎が次々と明かされてゆく!
何でもオリジナルってのはすごい
あらすじを見ても分かるとおり、所謂中二病をくすぐる単語が並びまくる今作。
しかし映像はガキっぽくないかっこいいカット割りに、今見ても斬新な特殊メイクの数々!ストーリー展開も熱いものがあって全く飽きることなく見ることができます。
なにより凄いのが、大友克洋の傑作「AKIRA」や原哲夫の「北斗の拳」にも影響を与えているという所なんです!
ステレオタイプなエスパー
まず一つ目が超能力者のステレオタイプ「青筋立てて鼻血出しながら能力を使う」という表現、今作がオリジナル!この表現はAKIRAの鉄雄へと受け継がれました。そういやGANTZに出てくる超能力者もこのタイプでしたね。
頭部破壊
二つ目は頭部破裂や目玉破裂などの特殊メイク!
あんまりにも強烈な画像なのでイメージ図しか載せられませんが、作中一番のインパクトを誇るのがスキャナー能力による人体破壊なのです!
その中でも冒頭の頭部破裂シーン、内部から膨らみ頭がボーン!その強烈なインパクトは北斗の拳の主人公ケンシロウが使う北斗神拳へと受け継がれます。
実写映画でもSAWの頭部破裂シーンはド派手でしたね!以上のように後世にも多大な影響を与えた偉大な映画なのです。確かにこんな強烈な映像多感な時代に見せられたら後の人生に影響出ます。
総評
サイキックホラーと謳っときながら、グロさ加減で言ったらそこらへんのスプラッタホラーより過激!ラストシーンのサイキックバトルはストーリー展開含め手に汗握りますよ!
最後の最後にどんでん返しもありで非常におすすめの一本です。
なんとシリーズ化もされており、スピンオフ作品含めると5作も出ているとか…
そんなに引っ張ってもこの無印は越えられない気がしますが。
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