先日会社関係の方のお通夜に参列した、
冠婚葬祭の中でも葬祭については久々の参列でいささか緊張したのだが
改めて気づいたことがある、読経は確かにGIGであった。
そもそもGIGとは
- 小さなライブハウスなどでの短いセッション(大きな会場でのコンサートの際には使用しない)
- クラブなどで一度だけ演奏すること(ジャズミュージシャンから広まった)
などを指すスラング(俗語)である。~Wikipediaより~
つまりはちょっとライブをカッコつけて言う言い方だ。
何でそんなことを思ったのか
私が”気づいた”理由は4つある。
1.楽器を使った演奏がある
言わずもがな、読経には宗派によって差はあるのかもしれないが
リズムを刻むドラム的な役割を果たす「木魚」と 「お鈴(おりん)」という要所要所でアクセントを出す高音の楽器2種類を使う。
さらに僧侶の読経というボーカルが加わって一つの曲が成立しているのである。
ちなみに大きい寺にお正月行くとツインボーカルだったりトリプルボーカルだったりする。
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2.MCがある
読経にも種類があるらしく、一回のお通夜で2回読経があった。
この読経が始まる前に自己紹介を兼ねて一回僧侶が喋るのだ、
いわば「メンバー紹介」である。
さらに2回目の読経の前に読んだ今さっき読んだお経の説明がある、
法事の場合はたまに冗談も挟み込んでくる場合まである
もう完璧にMCだ。
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3.聴衆が居る
聴衆とはつまり私たち参列者だ、故人を偲びに来るのと同時に
私たちは僧侶のGIGを聞きに来ているのである。
4.コール&レスポンスがある
ライブに行った経験のある方ならお分かりの通り、
コール&レスポンスは生でしか楽しめない醍醐味の一つだ。
ボーカルの声に合わせて合唱したり、飛んだり、ウォール・オブ・デスしたりする、
これがまた楽しい。
今日、読経でもコール&レスポンスがあった。
お経を読んでいる最中、僧侶が合掌を促したのだ!
その促しがあって聴衆である我々は皆目をつぶり同じポーズを取るのである。
実はこれがあって「読経はGIGだ」というのを確信した。
調べてみると
今回の拙稿は決して仏教を馬鹿にするだとか、貶めようだとかいうつもりは毛頭ない。
思っちゃったんだから仕方がないのだ。
実際「読経 ライブ」で調べてみるとこんな動画が出てくる。
むしろ僧侶の方が率先してGIGってるのだ、
むしろ筆者が気づくのが遅かったという事実!
もし拙稿を読んで”気づいた”みなさん、今後どんな読経を聞くことになるのか、
それはどんなGIGになるのか、少しだけ興味がわくようになっていないだろうか?
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