世はまさにストレス社会ー、長引くコロナ禍と30歳で未だに子供部屋おじさんという状況はソレに拍車をかけた。
そして男は遂に行動に出てしまった!
「そうだ、全裸で西野ン会議に出よう」
※モザイク越しですが気分を害される可能性のある写真があります、ご承知の上読み進めてください
西野ン会議とは?
西野ン会議とは?
フジテレビが放送したテレビ番組、「世にも奇妙な物語 ’20夏の特別編」の放送を記念して劇団ノーミーツと面白法人カヤックが共同制作したユーザー参加型のスペシャルコンテンツで、正式名称は「世にも奇妙なオンライン会議 ~西野ン会議(ニシノンかいぎ)~」
ユーザーは名前を入力するとZoomを模したようなオンライン会議に招待される、そこでは絵文字のような顔をした「西野ン」という人物が不気味なゲームを行っていて、ユーザーはあたかもその不気味なゲームに参加しているような気分が味わえるというものである
そんな「西野ン会議」が第二弾として帰ってきたのだ、なんか分からないが楽しそうなので筆者は全裸で西野ン会議に参加することにした
招待されよう
西野ン会議にアクセスすると20年前の個人サイトみたいな見た目のフォームが登場する
入力フォームに任意のユーザー名を入力すれば、笑い男こと筆者も西野ン会議の世界に入り込むことが出来るのである
ユーザーネームを入力する所から既に筆者は全裸になっている
俺はヤルぜ
いざ全裸西野ン会議
入室した。
よし、俺だけが全裸だ
7人の男女のもとに筆者の全裸が晒される、罪悪感と羞恥心が全身を駆け巡る。どうやら筆者は露出狂の癖はないようで少し安心した
参加者たちは口々に何かを喋っているが全く耳に入ってこない
俺が全裸だからだ
恐らく西野ンに何か喋りかけているのだろうが、あたかも筆者の下半身についての議論を交わされているような気持になってしまう。最悪な疑心暗鬼。
なぜなら俺が全裸だからだ
いよいよ西野ン会議の火ぶたが切って落とされた
逝キ登場
いよいよ西野ンが登場するが、どうも様子がおかしい。そして参加者の一人である筆者の様子もおかしい、全裸だから。
どうやら西野ンは血のように赤いウサギの人形・逝キ(ゆき)に囚われてしまっているらしい
西野ンを助けるには参加者である8人に紛れ込んでいる逝キを見つけ出さなくてはいけないという、その一人をあぶりだすために所謂”人狼ゲーム”が会議上で始まってしまった
まずい、非常にまずい。人狼ゲームなんて始まってしまったら全裸である筆者が一番怪しいに決まっている!吊られてしまう!俺はただの30歳子供部屋おじさんなのに…!
「みんな!俺は怪しくないよ!」筆者は腰を振りながら訴えかけた、そして誰か一人を売るようなマネはできず誰の名前も押さなかった
二回目の投票
一回目の投票は他の参加者も誰にも投票しなかったらしい、全裸の参加者が居るのに怪しく思わなかったのだろうか?みんな底抜けにお人よしの集まった会議なのかもしれない
しかし物語は急展開、誰か一人を選択しなければ西野ンも我々参加者も消えてしまうという!
そんなん言われたら絶対みんな筆者に投票しちゃうじゃん!だって、全裸だもん!
筆者は何とか身の潔白を証明しようとかげやまのウインドウに下半身を突きつけて威嚇したりしてみた。今考えてみれば逆効果だったかもしれない、反省している。
二回目の投票も筆者は誰にも投票しなかった、というか、かげやまを下半身で威嚇するのに夢中でマウスを操作するのを忘れていた。
君の目で確かめてみろ!
結果として筆者は西野ン会議から生還し、今こうしてこの記事を書いている。
ということはこのゲームをクリアしたという事だ。肝心の内容に関しては実際にプレイしていただいた方が面白いと思うのでラストシーンについては割愛させていただく。
この西野ン会議をプレイして思ったのが、非常に爽快感があるということだ。ただ多分その爽快感の大部分は全裸であったことに起因しているかもしれない。
また、人を見た目で判断してはいけないということも学んだ。
筆者以外の参加者7名は筆者が全裸で登場しても一切動揺することなく、人狼ゲームにおいても筆者に投票することは無かった。筆者の必死の抵抗が功を奏したという見方もあるだろうが、それだけ他人に寛容であったのだろう。筆者も見習いたい。
そして一番重要なのは、まかり間違ってもストレス発散を変な方向にもっていってはいけないということだ。
子どもの虐待死事件、京王線ジョーカー…コロナ禍によるストレスで日本は少し壊れかけていないだろうか?発散のはけ口を間違えていやしないだろうか?
ストレスを発散させることは非常に重要なことだ、でもそのやり方を間違えると逆にストレスが溜まってしまったり犯罪に走ってしまう人も出るかもしれない。
そんな時、全裸で西野ン会議に出てみるのはどうだろうか?誰にも迷惑を掛けずありのままの姿で他者に認められたような気分を味わうことのできるモノは全裸西野ン会議以外にそう多くないだろう。
画面の向こうのあなた、西野ン会議があなたのことを待っているゾ
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