コワすぎ!シリーズの大人気に応え遂に劇場版へスケールアップ!
あらすじ
一度訪れたら全員が発狂し失踪、または死んでしまうという山奥の廃村「タタリ村」に関する投稿動画が送られてきた。
ディレクターの工藤は、この取材を劇場版作品として取材・制作することを決意。
浄霊師、科学者、アイドルなどの豪華なキャスティングで撮影収録に出かけるが、同行者が次々と発狂、消失してしまい、ついに工藤たちだけが残される-
〜Wikipediaより〜
お気に入りの呪具と同化
シリーズも6作目、節目の劇場版として製作された今作。
唐突で無理くりな伏線回収にニヤニヤが止まらない展開が続きます!
工藤のお気に入りとして、シリーズおなじみの呪具ですが、特になんの理由も説明されずに工藤の腕と同化したりします。結局害を成したことあるんでしょうかねこの呪具…?
その意味のわからない勢いが彼岸島やジョジョっぽくて魅力なんです!
回収された伏線
劇場版ということで出演者数も怪異の規模も大きくなった今作ですが、今までの5作で貯まりに貯まった伏線を大量回収しているんです!
特に先生と夕子に関してはやはり物語の根幹となる伏線でしたので、やっとこさラスボスが見えてきた、という所でしょうか。
劇場版になので今作で終わりなのかな…という一抹の寂しさがあったのですが、結局多くの謎を残したまま次回作へと続いています。
劇場版・工藤
今作全てがスケールアップしているのは前述したとおりなのですが、お馴染みの工藤の悪行もスケールアップしています。
物語も佳境という事もあって、今回はパワハラというか最早犯罪がメインですね。
学者に関してはこの暴力を受けた後に工藤が怖すぎたらしく、子分みたいに顎で使われるようになります。
小明の存在
前作までの登場人物は、怪談師や売れない役者などに本名と違う役名を与えて出演させていることが一般的でしたが、劇場版という事もあってか今作は実名で小明という着エロアイドルを登場させています。
作中タタリ村の瘴気に当てられて失踪してしまうのですが、その後現実世界で普通に活動を続けており別の映画作品にも登場したりしています。
モキュメンタリー作品は現実世界とフェイクの世界の境目を出来る限り不明瞭にさせることが大事です。そんな作品形態なので今作も本名で出演するのであれば、できる限り誰も知らないようなグラドルかせめて役名を別でつけた状態で出てほしかったと思ってしまいました。
その点、『カルト』は上手くやっていたと思います。
総評
劇場版で全てに決着を着けるのかと思いきや、新たな謎を残して終わらせてしまうというコワすぎ!シリーズ。
確かに回収した伏線もあり、無理くり感は否めませんでしたが話を畳もうとしている努力を感じることが出来た一歩進んだ作品であったと思います。
遂に次作が最終章という事なので刮目してこの物語の結末を楽しみたいと思いますよ!
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