2019年結成30周年を迎えた最強おっさんバンド「the pillows」
今から15年前の2004年に結成15周年を記念したトリビュートアルバム「SYNCHRONIZED ROCKERS」をリリースしている。
このアルバム11組のアーティストが参加しているのだが、非常に面白いアルバムに仕上がっている。
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1.RUNNERS HIGH / ストレイテナー
ピロウズが演奏した時から爽快感のある曲だとは思っていたが、
ストレイテナーがカバーすることによって、「車のCM曲」感のある一曲に仕上がっている。
ベースがいい味出していて聞いてて気持ちがいい。
テナーが初めてピロウズを知るきっかけとなった曲ということで選曲したのだとか。
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2.Funny Bunny / ELLEGARDEN
このアルバムで一番有名になったカバー曲なのではないか、
ピロウズ版は知らなくてもエルレのカバーしたやつなら知っているという人も多いだろう。
当時Pepperoni Quattroをリリースしノリに乗っていた細美武士がノリに乗って歌い演奏するFunny Bunny、
もちろんピロウズ版が本家本元なのだが、如何せんかっこいい。
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3.この世の果てまで / YO-KING
そもそもYO-KINGって誰!?という方も声を聴けば一発で分かる。
真心ブラザーズのしゃがれた味のある声が特徴のメンバーの一人だ、
さわおのハイトーンボイスでのこの世の果てまでも良いが、しゃがれ声のこの世の果てまでも甲乙つけがたい。
というかほとんどYO-KING消化され、真心ブラザーズの曲に落とし込まれているような気さえする。
余談だが真心ブラザーズの「STONE」という曲を聞いてみてほしい、
尿路結石に苦しむ男の悲哀が詰まった素晴らしい曲だ、全男性諸君必聴である。
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4. LITTLE BUSTERS / GOING UNDER GROUND
前奏のピロウズ感がすごい出ていてオッと思うのだが、
いざ歌唱が始まると意外とアクが無くて良くも悪くも聞きやすくアレンジされた一曲。
「あういぇ」もきちんと「オウイェ」と歌うほど真面目。
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5. ハイブリッド レインボウ / BUMP OF CHICKEN
エルレと同じく当時のティーンを天体観測でがっちり魅了していたバンプ。
後奏部分などきっちりバンプ味もだしながら名曲を歌う藤原基央、2004年はアルエをリリースした年でもあり、自分の好きなことをやりつつ売れ出した時期でもあった。
当時からいま現在でも第一級のバンドマン、才能は枯渇しない。
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6.ストレンジ カメレオン / Mr.Children
このトリビュートアルバム一の大御所ミスチル。
ストレンジカメレオンはピロウズの転換期ともなった重要な歌で、歌詞もメロディも切なくてとても良い。
それをミスチルが歌うとどうなるのか?
もうまんまミスチルの曲になってしまうのである!
櫻井の特徴のある声、そしてミスチルバンドに係ればそんじょそこらのバンドの代表曲もきっとミスチルのモノに出来てしまうに違いない。
それだけ強い衝撃を受けたのがこのカバー曲であった。
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その後
その後10年たち、25周年でトリビュートアルバム第二弾「ROCK AND SYMPATHY」をリリース。
こちらもこちらで面白いのだが、メンツ的には今作の方が豪華だ。
さて5年後のトリビュートアルバムではどんなアーティストが参加するのか、
今から楽しみで仕方ない。
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