ハナコという3人組お笑い芸人に一際輝く逸材が居る、その名も岡部大。
朝ドラ『エール』にも出演し、持ち前の純朴さと実直さに溢れる演技に注目が集まった。この朝ドラ出演は彼にとって通過点に過ぎない!岡部大は俳優業でも覇権を取れる!
その根拠を示してゆきたい
演技力
岡部の本業はコント師であり、メンバーである秋山と共同でネタを書きながらグループのトリックスターである大ボケとして活躍している。
コントはネタの構成はもちろん、コメディアンの演技力も相乗効果となって笑いを生み出すもの。その点、岡部有するハナコはキングオブコント2018において優勝という結果を残しており、その原動力を担っていたのが岡部のオーバーリアクションに近い演技だ。
キングオブコント2018の一本目では擬人化した犬を全身タイツを着ながら大胆に演じ、二本目では女装姿を披露した。いずれも「犬」と「女性」という彼の持ち合わせない属性を「あ〜あるねぇ」という現象を体当たりのオーバーリアクションというフィルターを通し演じ切ったのだ。
その演技力は業界人をも魅了し、2020年には前述のNHKの連続テレビ小説、通称朝ドラ『エール』にて主人公・古山裕一に弟子入りした田ノ上五郎を演じるほか『私の家政婦ナギサさん』という、いずれも話題作に出演している。
一見するとオーバーながらもツボを押さえた演技、それこそが彼の1番の強みだ。
顔面
彼が天から授かった才能の一つに「顔面」がある。
鼻と口に限ってはそこまで目立つものはないが、なんといっても彼の魅力は太い眉毛、大きい瞳が作り出す目力と感情の機微だ。
無表情の彼が目を見開けば途端に驚いた表情に、目をギュッとして泣けば途端に男泣きをするアツい男へと早変わりする。
決して悪役など出来ない顔面ではあるものの、老若男女の視聴者が求める“分かりやすい”感情表現の全てを表現することのできる恵まれた顔面。
それがハナコの岡部、まさに天からのギフトだ。
グループ
今までの芸能界において俳優業でも才覚を表したのはコンビでなくトリオや3人以上のグループである場合が多い。
個人名 | グループ名 | 代表作 |
---|---|---|
いかりや長介 | ザ・ドリフターズ | 踊る大捜査線 |
谷啓 | ハナ肇とクレージーキャッツ | 釣りバカ日誌 |
ラサール石井 | コント赤信号 | こちら葛飾区亀有前派出所 |
きたろう | シティボーイズ | いだてん |
伊東四郎 | てんぷくトリオ | 笑ゥせぇるすまん |
原田泰造 | ネプチューン | はぐれ刑事三世 |
中でも名バイプレイヤー・きたろうはシティボーイズ、ラサール石井はコント赤信号、大胆不敵な喪黒福造を演じた伊東四郎はてんぷくトリオ、藤田まこと「はぐれ刑事」シリーズの系譜を汲む「はぐれ刑事三世」を演じる原田泰造はネプチューン…
そう、役者として大成する人物は、グループでもとりわけトリオのメンバーが多い傾向があるのだ!
完璧にジンクスであるが、岡部擁するハナコもトリオであることから、岡部も俳優で大成する可能性が非常に高いといえよう。
コンビでは
もちろんお笑いコンビでも俳優業をこなす者は数多くいる、下はその例だ
個人名 | コンビ名 | 代表作 |
---|---|---|
塚地武雅 | ドランクドラゴン | 裸の大将 |
児嶋一哉 | アンジャッシュ | 半沢直樹 |
せいや | 霜降り明星 | テセウスの船 |
今野浩喜 | キングオブコメディ | 真田丸 |
飯尾和樹 | ずん | アンナチュラル |
宮迫博之 | 雨上がり決死隊 | 救命病棟24時 |
千原ジュニア | 千原兄弟 | 新・ミナミの帝王 |
彼らは唯一無二の演技を見せる役者であるが、実は共通点がある、お気づきであろうか?
そう、彼らはみなコンビ内でボケを担当するものばかりなのである!
話の流れを断ち切って現実世界へと引き戻すツッコミ役と違い、明後日の方向へとボケ続ける者の方が演技に向いているからなのかもしれないが、近年演者としてドラマや映画で活躍する芸人はボケを担当していることが多いのだ!
そしてハナコの岡部は多くのネタで大ボケを担当している!
かつてこれまで役者として大成するであろう運命の芸人がいたであろうか、いや、いない。
それだけハナコ・岡部大は演技に愛された人間なのである。
総評
さて、延々とハナコ・岡部大が演者に向いているかどうかを書き連ねてきたわけだが、確証があるわけではない!
筆者自身最近YouTubeでHANACONTEを見始めて岡部の凄さに気づいた位のニワカであるから、あんまり信じられても困る。
しかし列挙してきた通り、岡部は間違いなく俳優として大成できる星のもとに生まれた才能と運を兼ね備えている。これからの彼の活動に注目したい。
そして、マジで大俳優になったらこの記事が予言していたと言われたい。ただそれだけ。
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