ポルノ依存症という言葉を聞いたことがあるだろうか?要は性的コンテンツを視聴することに依存してしまう状態の事をいうのだが、実はかなり怖い依存症であるらしい。
ポルノ依存症とは
ポルノ依存症というのはWikipediaにも登録され検索すればヒットするが、精神医学の専門家は臨床的な意味での「依存症」には分類されていない
個人の身体、精神、社会的関係、経済面に否定的帰結をもたらすにもかかわらず、ポルノグラフィマテリアルの使用を伴う性的行動を強迫的に行う依存の形態である。
Wikipediaより
Wikipediaによればポルノ依存症という言葉は以上のようになんともむつかしい文体で書かれてはいるが、要は自分に悪影響を及ぼすことが分かっているのにポルノ鑑賞がやめられない状態を指すようだ
ポルノ依存症の実例
ではここでポルノ依存症の実例をみていこう、実は我々が日常見ている芸能界にもポルノ依存症が疑われる事例が一つある
『オードリーのオールナイトニッポン』の中で、お笑いコンビのとKがパーソナリティを務めているが
その番組の中で度々話題に上がるのがKの“自分磨き”と“エロパソ”だ。
この自分磨きとはオ◯ニーのことで、エロパソはKがノートパソコンを使ってネットでエロ動画を見る行為自体のことを指す
さてこの自分磨きとエロパソであるが男性ならば誰しもする行為なのにも関わらず、なぜそれがポルノ依存症の実例にあたるのだろうか?
それはKのエロパソにかける時間が異常すぎるからだ
Kは学生時代、親が買ってきたパソコンを使ってほぼ毎日深夜から朝方にかけて3時間以上もエロパソに勤しんだとラジオで語っている
当然翌日の学校では寝不足の状態、お笑い芸人になって忙しくなってからも睡眠時間を削ってエロパソをしているというのである!
結婚した現在でも早朝に起きてはエロパソに時間を費やしているようで、その習性は変わってはいないようだが、明らかに異常だ
本人もこのエロパソが忙しい中でも唯一のストレス解消法というが、忙しい中で睡眠時間削ってというのは確実に寿命を縮めているような気がしてならない。
この状態はほぼポルノ依存症と言ってもいいのかもしれない。
しかし常人であれば睡眠不足でどうにかなりそうな所を、Kは己の精神力で補って芸能活動に加えボディービルダー・東大受験・エアロビクスといったさまざまな仕事をこなしているところをみると、やはりKが異次元の存在なのがわかる
ただ、エロパソが普通の人くらいの時間で収まる世界線のKを見てみたかった
ポルノ依存症の問題点
前述の通りポルノ依存症は精神医学的に依存症とは認められていない、しかし一度ポルノ依存症になってしまうと以下の症状があらわれてくる
通常の依存症と同様の症状プラス性交渉までも困難にしてしまう可能性まであるというのが非常にタチが悪い。イギリスでは2013年にはポルノのせいで何かを先延ばしにする「プロクラスターベーションProcrastabation(Procrastinateぐずぐず先延ばしにする+Masturbationマスターベーション)」なる造語まで生まれたという。
(出典:ポルノ大国の先進国で「男子劣化」が深刻な問題になっている理由[橘玲の日々刻々]https://diamond.jp/articles/-/143137?page=2)
さらに問題なのはこのポルノ依存症、年々低年齢化が進んでいるというところだ
低年齢化
今から20年以上昔、1990年代まではポルノは希少なものであった。ネット環境は今よりも貧弱で、ポルノを手に入れようと思えば橋の下に捨てられているポルノ雑誌を探すほかなかった。映像でポルノを見ようと思えば勇気を振り絞ってレンタルビデオ屋でVHSを借りるほかなかった。
2000年代に入って多少ネットが発達してきても、ポルノを検索しようと思えば釣りサイトや延々似たようなサイトをたらい回しにされたりと、優良なポルノサイトはある程度のネット知識を持った者のみがたどり着ける秘境であった。優良サイトを知っている者は優越感とともにセルフプレジャーをしていたのだ。
しかし現代はどうだろうか?
インターネットが発達し、スマホやタブレット端末を手に入れた我々はポルノを四六時中鑑賞する手立てを持ってしまった。
それは何も18歳を越えた者だけの特権ではない、18歳未満の者であっても一度ポルノサイトの「18歳以上ですか?」の問いに対してYESのボタンをタップするだけでポルノの世界にフルダイブすることが出来てしまうのである!しかもAVのタイトルを調べるだけで簡単にたどり着いてしまうのだ!
ズルい!!!!シンプルに現代っ子はズルい!!!!!!
もっと努力してポルノにありつけや!!!!!!!!!!!
そう思っちゃいがちであるが問題の本質はそこではない、ポルノ依存症の低年齢化は性犯罪や望まぬ妊娠、DV被害の可能性を高める危険性がある。
現にアメリカやイギリスでは、若い男性の多くが「ポルノサイトの過度な視聴」を早くも14歳で開始し、20代の半ばには「最も暴力的なセックスシーン」にさえ慣れきっていたと答えている。
ポルノ依存症は日本だけでなく世界でも深刻になりつつあるのだ
エロパソは一時間
じゃあどうすればいいの!?って聞かれても筆者は専門家ではないので皆目見当もつかない。
しかもポルノ依存症はタバコやカフェインと違ってパッと見では判断がつきにくく、恐らく家族ですら気づくことはできないだろう、周りに目に見えてポルノ依存症なのが分かってしまえば社会で生きていくことはできない。
なんの依存症に関してもそうだが、依存症は精神論で解決するものではない。精神論で解決できる依存症はそもそもそこまで依存していない。
まずはエロパソの時間を自分でセーブできるかどうか試してみることから始めてみたらいいかもしれないし、いっそのことエロパソ断ちを敢行してみるのもいい手なのかもしれない。
依存症と一口に言ってものめり込み方は人それぞれであるし、治療方法も千差万別だ。
なによりも決して一人で抱え込まないことが大事だ、「もしかして自分はポルノ依存症なのではないか?」そう思ったのなら精神科に駆け込むのも手かもしれない
とりあえず文章を書いて疲れたので、筆者はVRAVでも見て気持ちを落ち着かせることにしようと思う。
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