衝動的に購入した50倍の小枝を喰らう
ただ、それだけ
出会い
静岡市のメインストリートである呉服町を歩いていると、静岡県内の駄菓子屋業界を牽引する「あまのや繁田商店」の期間限定ポップアップショップを発見した
幼少時代、親から頼まれたおっかいのお釣の500円を全て駄菓子につぎこんでしまったという逸話を持つ筆者はたまらず飛び込んだ
5円チョコ、うまい棒、フェリックスガム…昔懐かしい駄菓子と、鬼滅とコラボしているような最新の菓子を選別していると、筆者の目には信じられないモノが写った
そう、5 0倍の小枝である。
50倍の小枝
ヤツを目の前にするとその圧倒的なインパクトに気圧された
50倍の小枝ってなんだよ…界王拳…いや、かめはめ波か…?
ていうか5 0倍ならもうそれは「枝」だろ…!?
瞬間様々な想いが頭をかけめぐる、パニック状態だ。気付けば買い物カゴの中にヤツは入り込んでいた値段は確か540円。
高い。本当にお菓子なのかお前は?
ともあれ、50倍の小枝は私のもとへとやって来たのだ。
50倍の小枝とは?
そもそも何でこんなヤベー商品が登揚したのだろうか?
企画担当者がバグっちゃったから?
実はもともとこの「小枝」という商品が森永から発売されたのは1971年(昭和46年)、今から丁度50年前なのである
この50倍の小枝という商品は、小枝という商品が発売されてから50周年を記念するアニバーサリー商品だったのだ
頭のバグった企画担当者は居なかったんだね!良かった…
それにしてもさすが森永、50年前なのにめちゃくちゃスタイリッシュなデザインのパッケージ。しかも小枝のフォントなんかそのまんまだ
喰らう
さぁ早速そんな50倍の小枝を開けてみよう
それは 小枝と言うには あまりにも大きすぎた
大きく ぶ厚く 重く そして 大雑把すぎた
それは 正に 棒だった
LEDライトの下でヌラヌラと妖しく光るソレを、筆者は口に咥える
堅い
味とかではなく、1番最初に浮かんだ感想はコレだった
一思いに力を込めて噛み切る、ちょっとビターなチョコレートの味が口いっぱいに広がり、ジャリジャリとした米パフの食感が楽しい
美味い。
だがしかし、何だろう…この味、この食感、そしてサイズ感に既視感を感じてしまった
え…?
………マンゾク
何か聞こえる…誰かが何かを歌ってるんだ…!
…マンゾク!まんまん!満足!
!!…俺はこのリズムを知っている…!
満々!満足!一本満足!満々満足!!一本満足!!!!
つよポン!?
そう、この50倍の小枝めちゃくちゃ一本満足バーのカカオミルク味に似てるのだ。
改めて一本満足バーを見てみるとチョコといい太さといい米パフといい…要素が非常に近いのがよく分かる
美味しいのはまず間違いないが新感覚!!とまではいかなかったのは少し残念だった。
ただ50周年だからバカでけー小枝つくろーぜ!!っていう気概は何というかすごく”良い”ので、森永を応援するという意味でもコロナ禍で暴飲暴食したいあなたには是非オススメだ。
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