2019年公開の映画総ざらい!オススメ・非オススメ作品はこれだ!

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COLUMN
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2019年も一瞬で過ぎ、オリンピックイヤーの2020年へと突入しました。

つきましては2019年筆者が鑑賞した劇場で鑑賞した映画を5点満点で評価したいと思いますよ!

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クリード 炎の宿敵

2019年1月11日公開

ロッキーシリーズのスピンオフであるクリードシリーズの第二作。

ロッキー4で対戦したソ連の強敵・ドラゴの息子と、ロッキーの盟友でありライバルだったアポロの息子がリングで拳を交えるというファン垂涎の展開の今作。

一作目ほどの熱量は無いものの、父親としての自覚が芽生える様や、お馴染みの特訓シーンも前作以上に丁寧に描かれていてシリーズ視聴者なら見て損はないです!

評点 3/5

グリーンブック

2019年3月1日公開

有色人種への差別が色濃く残っていた1960年代アメリカ、ピアノ奏者のアフリカ系アメリカ人とイタリア系アメリカ人の交流を描く今作。

ヘイトクライムが多発、異なる人種同士のギスギスが世界中を席巻する現代において今一度見てほしい、そして見なくてはいけない映画だと思います。

評点 3/5

プロメア

2019年5月24日公開

『グレンラガン』や『キルラキル』などで知られるTRIGGER制作の完全オリジナルアニメ。

グレンラガンのセルフオマージュや暑苦しい絵面にグリグリと動く作画と、おもちゃ箱の様な世界観が魅力的な作品です。声優陣も松山ケンイチや堺雅人など人気俳優を起用し話題を集めました。

しかし、『炎炎の消防隊』の作者である大久保篤の意味深なツイートを発端にパクリ疑惑まで噴出するなど、年の後半までいい意味でも悪い意味でも話題に事欠かない作品となってしまいました。

評点 2/5

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ

2019年5月31日公開

2014年に公開された前作から約5年、世界観も怪獣の数も格段にスケールアップした第二作。

関係作品『キングコング髑髏島の巨神』のエンドロール終わりに予告があった通り、ゴジラシリーズではお馴染みの”モスラ”や”ラドン”、ゴジラの永遠のライバル”キングギドラ”が登場し話題を集めました。

怪獣や渡辺謙の日本語英語な演技ももちろん魅力的なのですが、一番の魅力は映画に込められた圧倒的な熱量なんです!原作へのリスペクトを忘れずに、クライマックスが何度も続くような展開は手に汗握ります!

評点 4.5/5

新聞記者

2019年6月28日公開

公文書が平気で隠蔽・破棄されていまう国に成り下がった日本、報道の自由度は67位でG7中ぶっちぎりの最下位。

そんな中、東京新聞で一人気を吐く望月衣塑子さんの小説を原作として、内閣情調査室や政府の闇の部分を描いたのが今作です。

干される事を覚悟で出演した松坂桃李や本田翼は本当に素晴らしい働きをしていますし、ただ単に左翼側のガス抜きやマッチポンプとしての作品になっていないという点が非常に評価できると思います。

今後もこうしたロックな作品が世に出てきてくれることを切に願わずにはいられません。

評点 4/5

天気の子

2019年7月19日公開

『君の名は』から3年、新海誠監督待望の新作映画でした。

大ヒットで社会現象にまでなった前作、その影が大きすぎてどうしても比較をしてしまいます。映像のクオリティは非常に美しく前作以上に気合が入っているのですが、音楽やストーリー展開は前作と比べると少し見劣りしてしまう感じがしました。

今作の重要なキャラクターなのは分かりますが、須賀一族が出ずっぱりなのがイマイチな原因なきがします。やはり大人の介入が大きすぎると青春群像劇は成り立たないのではないでしょうか。

評点 3/5

サマー・オブ・84

2019年8月3日公開

胸糞映画というジャンルに颯爽と現れたニューカマー、それが今作です。

個性豊かな四人の少年が街に潜む殺人鬼を探す、という内容でジュブナイル物としても好評を博した『IT』シリーズに対抗しています。しかし前述の作品との違いは終盤の展開にあり、とにかく陰鬱な気分になりたいのであれば見ることをお勧めする一本ですよ!

評点 4/5

メランコリック

2019年8月3日公開

今年の『カメラを止めるな!』枠といわれていた一本です。

”深夜の銭湯が人殺しの場として提供されていた”というアイデアの段階で面白さがにじみ出ている作品なのですが、正直全国公開作品に比べればほころびはあります。

しかしそれを補って余りあるラストシーンの爽快さ、「こまけぇことは良いんだよ!」それこそが今作の魅力ではないかと思います。

評点 4.5/5

アス

前監督作「ゲットアウト」で低予算ながらも練られたストーリーでスマッシュヒットを記録したジョーダン・ピール監督作品。

前作の様な分かりやすい恐怖を”自分とうり二つの凶暴な人間”という形で表現しつつ、含みを持たせた世界観が展開されます。鑑賞した人によって感じ方は違うでしょうが、考えがいのある内容でもあるので考察好きは見て損のない内容であると思いますよ!

評点 3/5

ホテル・ムンバイ

2019年9月27日公開

2008年世界中を震撼させたムンバイ同時多発テロ事件をベースに描く衝撃の群像劇です!

ホテルの宿泊客・従業員、そしてテロリストまで各々が各々の思考や信条によって行動しているため、フィクションでは表現することが難しい多人数の場面展開を効果的に魅せることが出来ています。

また、被害者のみならず加害者にもフォーカスしていて、ただ単純にイスラム過激派へのヘイトを募らせる内容となっていない、という点も高評価。

2019年一番見てよかった映画でした。

評点 5/5

ジョーカー

2019年10月4日公開

2019年度アカデミー賞確実とまで言われた話題作。

『バットマン』シリーズに登場する悪のカリスマ・ジョーカーの誕生を描くと同時に、自分の生い立ちや社会情勢に翻弄される一人の純粋な男を描写することで鬱屈した世相を深く反映し、コミック原作作品にも関わらずベネチア国際映画祭で金獅子賞を獲得しました。

ホアキン・フェニックスの怪演も大きな魅力の一つですが、私が注目したのはマーティン・スコセッシ監督の影響を随所に受けている点です。似通ったテーマ性、オマージュなどを探すのも楽しみの一つです。

評点 4.5/5

IT/イット the end “それ”が見えたら、終わり。

前作 IT/イット “それ”が見えたら、終わり。 のラスト「CHAPTER 2」の文字に興奮してから早2年。 大人になったルーザーズクラブの面々が活躍する第二弾です。

正直言えば無印を鑑賞した時ほどの衝撃はなく、3時間近い大作映画ではありましたが前作の焼き直し感が強かったのは否めません。特に少年少女がやっていたから燃えた展開を、おっさんおばさんが改めてやっていることに少しキツさを感じてしまいました。

鑑賞前のハードルが上がってしまっていたことも要因の一つかもしれませんが。

評点 3.5/5

すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ

今年鑑賞して一番後悔した作品です。

大人も泣けるとのふれこみで興行収入を伸ばした今作ですが、所詮子供向けは子供向け、もっと感性を揺さぶってくれないと大人は泣きません。

ただ登場キャラクターの”ざっそう”は投げやりなネーミングセンス過ぎて笑いました。

評点 1/5

幸福路のチー

2019年11月29日公開

何物にもなれずただ大人になってしまった人に刺さる台湾発アニメーション映画。

ほぼノウハウのない状態から4年の歳月をかけて制作されたという今作、”台湾のアニメをつくりたい”というソン・シンイン監督の本気度が伝わります。

同じように悩み、成長し大人になるという過程はどんな人種や思想であっても全世界の人が共通、そんな当たり前のことにも気づかせてくれた作品でした。

評点 4/5

ドクター・スリープ

2019年11月29日公開

サイコスリラー映画の金字塔で、映像作品としても超高品質であった前作『シャイニング』に真っ向から立ち向かった第二弾。

サイコスリラー映画を期待していくと肩透かしを喰らいますが、非常に高品質なSF作品となっていて、超能力である”シャイニング”に重きをおいています。

アブラ役のカイリー・カランの熱演も注目ポイントで、w主人公であるダニーを完全に食ってしまっています、次世代のスター誕生を目撃しましょう!

評点 4/5

2020年

2019年は15本の映画を劇場で鑑賞しました、オリンピックイヤーである2020年もきっとオリンピックに負けないぐらい面白い作品が上映される事でしょう!

そんな期待を込めて。

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