1976年に「ロッキー」、その後2006年に「ロッキー・ザ・ファイナル」が公開されるまで
30年に渡り六作のシリーズが制作されたロッキーシリーズ。
スピンオフでもある「クリード」シリーズを含めてランキングしていきます!
8位 ロッキー5/最後のドラマ
パンチドランカーになり現役引退したロッキーのその後を描く。
ロッキーシリーズは当初この作品で終わる予定でしたが、今作は本当に酷い、まずロッキーがリングに上がらないし、弟子もキャラが弱い。
正直5は見なくてもストーリー的に問題がないので今作で挫折する方を出さないためにも、未視聴であればできる限り見ないでもらいたいほどです。
7位 ロッキー3
ロッキー2で宿命のライバル「アポロ・クリード」を下したロッキー
時代の寵児となり、2よりも更にメチャクチャ調子に乗ります。
調子に乗った末にロッキーの相棒の名伯楽「ミッキー」にも悲劇が!
正直前半は見ていてしんどいシーンが多いですし、今作の対戦相手クラバーはそこまでキャラが強くありません。
しかし今作ではアポロとの友情、「アイ・オブ・ザ・タイガー」に代表される名挿入歌、BGMなど見どころも多いのが事実、特に観客のいないスパーリングのストップモーションで終わるラストは思い出しても鳥肌が立つ出来。
ナンバリングタイトルの宿命「3は駄作」にあらがう名作なのは確かですが、他が面白いのでこの順位に。
6位 ロッキー4/炎の友情
1985年当時の米ソ冷戦時代を色濃く反映した今作。
若干政治色が入っているので嫌厭される方もいるかもしれませんが、クリードⅡに繋がっていく大きなストーリーでもあるので是非見てほしいです。
何より対戦相手のドラゴのキャラクターが最高なんです!
ソ連最高のトレーニング技術を集めた人型のサイボーグのような出で立ち、感情は表に出さず相手を捻りつぶす!
あれだけの死闘を演じ、盟友となったアポロも今作で退場…
アポロやクラバーよりも初登場の衝撃は大きかった相手ですね。
ラストシーンのロッキーのインタビューはどの時代、どの世代であっても響くものだと思います。
批評家の間では評判が悪いようですが、私は好きですね。
5位 クリード 炎の宿敵
ロッキー4から33年後、アポロの息子「アドニス」とドラゴの息子「ヴィクター」がリングで直接対決というロッキーファン垂涎の一戦を描く。
聴覚障害を持った娘が生まれ、人として・父として成長するアドニスに立ちふさがる強大な敵。
一方は自身と家族のため、一方は父の復讐のため戦う姿は「4」を視聴後だと一層アツく楽しめます。
単純な親子対決ではなく、ロッキー・アポロ・ドラゴそれぞれの複雑な家族環境にも切り込んだものになっており、
「1」や「2」のように努力・勝利といった単純な構造で括ることのできない物語に仕上がっています。
ロッキーの健康状態、妻との関係、娘との関係と様々な要素がプラスされ強化された「クリード」シリーズこそ、
現代ナイズされたロッキーであるという事を決定づけた作品です。
4位 ロッキー・ザ・ファイナル
「ロッキー5」を無かったことにしてリブートされたロッキーシリーズ本当の最終作。
50代となったロッキーが何故かヘビー級チャンピオンとエキシビジョンマッチを組むことになるという荒唐無稽なストーリーにも関わらず、なぜか説得力があります。
それはまんま初代「ロッキー」のストーリーをなぞっているからです、
ピークをとうに過ぎた中年ボクサーが、自身をかつてスターダムへと押し上げたシチュエーションと全く同じことを再現しようとしている
それだけでアツい気持ちになる、まさに最終作にふさわしい今作。
父が眩しすぎて逃げる息子との関係も見どころの一つで、息子との対話シーンは屈指の名シーンです。
3位 クリード チャンプを継ぐ男
アポロの息子がロッキーをセコンドにしてボクシングをしたら…、そんなロッキーファンの妄想を具現化したような今作。
特訓シーンで掛かるのが「Gonna Fly Now」でなくブラックミュージックの一つであるラップだったのは若干の違和感がありましたが、
ロッキーの口から「女は足に来る」や、かつてミッキーが指示した特訓をアドニスに課すのは感慨深い感情になりますね。
漫画でもそうですが、子孫に受け継がれる意志が描かれるものはやはり歴史がないと重みがありません。
この当時で約40年の歴史があるからこそ、登場人物の一挙手一投足に人生を感じさえします。
今作一番の見どころはアドニス復活シーン、シリーズ視聴者なら血が沸くほどの興奮を覚えるはず!
期待値が高いにもかかわらず、その高いハードルを越えていった映画でした。
2位 ロッキー2
アポロ・クリードとのリベンジマッチまでを描く。
なんといってもロッキーの醍醐味は「リベンジ」だと思います、
どのスポーツ漫画でもそうですが、一回は負けないと盛り上がらない。
ご都合主義的展開ではありますが、再戦までの流れはシンプルでアツいです。
いつもボクシングに対して若干否定的であるエイドリアンの口から出る「勝って」も勿論しびれますが、
肝心のボクシングシーンも前作以上のボリュームで描かれており迫力も満点。
お茶の間の人気者となり、天狗になって良い家と良い車を買って没落していくロッキーを、スタローンは自身と重ねたのかもしれません。
偉大な作品である「1」をまるまるフリに使った今作は、ロッキーとそれを演じたスタローンの今後を決定づけるものになりました。
1位 ロッキー
フィラデルフィア美術館の階段上り、生卵一気飲み、生肉殴りなど数々の名シーンを生み出し、映画史上に燦然と輝く名作。
主演のスタローンが三日で書いた脚本を映像化したもので、この映画がきっかけでスタローンは一躍スターの仲間入りをするという、
所謂「アメリカン・ドリーム」を体現した作品です。
もちろん、40年も前の作品ですから映像も荒いですし、ストーリー展開も読めますし単純です、だって王道ですから。
しかし、この「ロッキー」こそがその王道を拓いた偉大な作品という事を覚えておいてください。
過去にも、そしてこれからもこんなに人を勇気づけ鼓舞してくれる映画はそうそう現れません。
ロッキーシリーズはこれからもスピンオフのクリードシリーズとして続いていきます、
アドニスの次の対戦相手、ロッキーのガンの容態、娘の聴覚障害、妻との関係、母との関係、歴代シリーズでロッキーと対戦してきた相手の息子…etc
次回作に向けて気になる要素が多すぎてソワソワしてしまいますが、
このランキングを参考にしつつロッキー沼にハマって頂ければと思います。
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