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様々なジャンルをギュギュっと詰め込んだ宝石箱の様な短編映画です。
あらすじ
葬儀屋の少年ミルトンが学んだのは、死さえも真実の愛を妨げられないということ。
葬儀屋の少年がリンチされていたところを盲目のカンフー少女に助けられて一目惚れ。ふたりは少女の両親の事故死をきっかけに離れ離れになるもミルトンがゾンビ化して再会、元少女に恋心を抱くいじめっ子をゾンビパワーで惨殺する。
愛、喪失、はく製、カンフー、そして走り屋の狼男たちがひしめく、風変わりなゴシック調のおとぎ話。
一括れない
あらすじだけ見ても正直なんのこっちゃか分からない作品で、ジャンルも一括りに出来ません。
恋愛・ゾンビ・ヒューマン・カンフーアクション・コメディ…そんな複数の要素が鍋の中に放り込まれて上手いこと調理されて出てきた感じなのです。
複数ジャンルを取り込もうと思うと、どうしても話が散漫になりがち、ましてや短編の中に複数の要素を入れるなんて、ゆっくりとした自殺をしているようなものです。
しかし、子役の自然な演技と見ていて気持ちいいカンフーアクションとアホみたいな血糊、そして合間に挟まれるアニメーションがバラバラな要素を接着してまるでミルフィーユの様な奇麗な作品に仕上がっています。
監督
そんな異常ともいえる作風を生み出したのはスティーブン・W・マーティン。
実は日本でも発売されている『わたしの ペットは まんまるいし』という、これまたクレイジーなアイデアの絵本の作者でもあるそう。
どこかメルヘンチックな作風であったのは絵本作家としての側面も持っていたからなのかもしれません。
けど絵本作家が人体欠損描写と異常な量の血糊使った映画作ってるとか、普通に嫌じゃないですか?
本編は下記から見れますが、字幕付きはOSOREZONEのみです。
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