オーロラの彼方へ タイムパラドクスものの最高峰!

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S級作品
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『BTTF』『タイムマシン』『バタフライ・エフェクト』所謂タイムパラドックスを扱う作品は多くある、その中でもラストシーンのカタルシスが群を抜いて大きいのがこの『オーロラの彼方へ』だ

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あらすじ

オーロラの彼方へ予告編

1969年、ニューヨーク上空に珍しいオーロラが出現した日、消防士フランクは救助を終え、妻ジュリアと6歳の息子ジョンの待つ家へと戻ってきた。

親子3人の生活は幸福な輝きで満たされていた。ちょうどその日のオーロラのように。

だが、その2日後、フランクは殉職する。息子ジョンは深い哀しみに暮れる。

それから30年。再びニューヨークにオーロラが出現した日、ジョンはふと父が愛用していた無線機を見つける。そしてそこから男の声が聞こえてくる……、まるでそれは父と話しているようだった。

(Wikipediaより引用)

オススメポイント

今作は派手なアクションは特になし、SF作品ではあるがサスペンス要素が強い

親子2人の時空を超えた協力で過去の事件を解決していくというストーリーで、スッキリと終わる。

SFとサスペンス作品が好きな人にオススメな作品だ!

タイムパラドクスもの

タイムパラドクスものに代表される様に、“時間”をテーマにした作品というのは名作が多い様に感じる。

やはり物語を創作する上でのバリエーションも作りやすいし、伏線も効果的に貼ることができる、

同時に製作者側の力量が試されることになる、時間軸がひっちゃかめっちゃかになると

今誰が何時どこで何をしているのかが全然分からなくなってしまう

時間を扱う作品は諸刃の剣だ。


今作では混乱しがちな時間軸を、息子と父という2人の主人公を使い分けることでまとめている

また、無線機や部屋という共通の道具を介することで

机に焦げができたり、窓にヒビが入ったりなど、過去改変が起こったことを効果的に表現することに成功している。

タイムパラドクスものを自分のモノとしてコントロールが出来ている作品なのだ

個人的にお気に入りなところ

作中、30年前の父親は息子のことを「little chief=チビ隊長」と呼んでいる

無線機で繋がった相手が30年後の息子だと分かったあとは、「chief=隊長」呼びに変化しているところが良い。

このチビ隊長→隊長呼びがラストシーンのアツさに拍車をかけていると言っても良いだろう。

史実

本作の舞台は1969年と1999年の10月であるがWikipediaを見る限りニューヨークでオーロラが観測された記録は見られない、

直近では第19太陽周期の1960年の11月に観測された記録があるそう、オーロラに関しては完全なフィクションな様である

ちなみにオーロラによる磁場の乱れは実際にも起こり得る話であるらしく、飛行機無線や停電、伝書鳩が正しい方向へと向かえなくなったことが報告されている。

一方作中で重要な働きをするワールドシリーズに関しては、ワイスの活躍など史実通りである様だ。タイムパラドクスものにおける“スポーツの結果を予言する事で未来人だとわからせる”というシーンが挟まるのは最早あるあるだ。

他作品との違い

前述したとおり他の作品と一線を画すのは、割と簡単に過去改変を行うという点だ、

一般的にタイムパラドクスものは、ひょんなことからタイムスリップしてしまい過去を何の気なしに変えてしまった結果、現在に深刻な影響を及ぼしてしまったため過去を元に戻そうと奮闘するのがお話の類型として確立している。

その点、今作は父親や母親を過去の事件事故から守るために平気で過去を改変する

ココが他作品に比べて差別化ができている最たる点であろう。

捉え方によってはご都合主義とも言えるかもしれない、しかし『バタフライ・エフェクト』や『タイムマシン』など悲劇で終わる作品が多い中、非常に視聴後感の良い作品に仕上がっている。

特にラストシーンでのカタルシスの解放は目を見張るものがある。

SF作品に留まらずサスペンス要素も含んだ作品ではあるが、2000年代の映画作品の中でもかなり上位に食い込む一本だ

総評

名作の多いタイムパラドクスものの中でも個人的傑作に挙げられる今作、中々サブスクリプションサービスでは視聴できないのが難点で『クリード』以来久々にDVDを購入した作品となった。

現状維持や悲劇で終わる作品が多い中、過去改変をして何の代償もないというご都合主義的展開は、一周回って気持ちがいい。文句なしで全世代にウケる作品だと思うので是非試聴をしていただきたい作品だ。

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