キョンシー(2013) おふざけ一切なし!伽耶子もでるよ♡

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MOVIE
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1980年代に日本でも大ブームを巻き起こした『霊幻道士』シリーズ、1993年にナンバリングタイトルが終了していたのを、がっつりホラーテイストにしてリブートした作品!

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あらすじ

大ヒットホラー映画に出演してスター俳優として活躍したものの、今では落ち目になった上に妻子とも別れてしまったチン・シュウホウ。

全てに絶望した彼は、幽霊が出現するとささやかれる団地の2442号室へと入居する。

そこを死に場所にしようと考えていた彼だったが、壮絶な過去を背負って生きる子連れの女性、霊幻道士といったさまざまな住民と出会う。

やがて団地内にキョンシーが出現し、チン・シュウホウは彼らを相手にした戦いに引きずり込まれていく。

全くの別物

霊幻道士シリーズといえば中国版吸血鬼であるキョンシーと、それに対峙する道士がカンフーアクションを駆使して戦うホラーコメディという印象が強い方が多いのでは無いのだろうか?

霊幻道士シリーズのナンバリングタイトルでは無いものの、キョンシーシリーズの一作である今作は、これまでの作品とは全く毛色が違う

めちゃくちゃガチのホラーテイストな仕上がりとなっているのだ!

それもそのはず、今作の制作には『呪怨』を世に送り出したJホラーの先駆者・清水崇がプロデューサーとして参加ししている。

大元である霊幻道士シリーズをリスペクトしつつ、そこに伽耶子や俊雄をぶっ込む。メインが二品もあるハンバーグステーキみたいな映画なのだ!

リスペクト

テイストは全くの別物であるが、霊幻道士へのリスペクトが込められているのは前述したとおりだ。

ではどこがリスペクトなのか?

なんと過去の霊幻道士シリーズで主役等を演じた俳優が登場するのだ!

主人公は霊幻道士で道士の一番弟子・サンコー役を演じたチン・シュウホウが本人名義で出演

もう1人の主人公、ヤン道士役は霊幻道士4では主役を演じたアンソニー・チェン

同作霊幻道士4でツル道士役だったチャット・ファンは道士ガウ役で出演

霊幻道士3のミン道士役だったリチャード・ンに至ってはキョンシー役で出演!

中盤では4以来のアンソニー・チェンとチャット・ファンの共闘も見ることができ、シリーズのファンはより楽しむことができること請け合いなのだ!

いやお前伽耶子だろ

コメディ路線から本格ホラーへと舵を取るため、今作は大変な冒険をしている。

伽耶子を二体も出演させているのだ!!

何を言っているかわからないかもしれないが、作中主人公が入居する部屋に巣食う双子の少女の地縛霊、そのガクガクした動きから声、そして顔まで、まんま伽耶子なのだ。

違いと言ったら双子の霊が動く度にストリートファイター4の必殺技エフェクトみてぇな赤い線が出るというところだけだろう。

強さも伽耶子ほどではなく、道士2人がかりであれば封印ができるほどの霊力だったりする。

ちなみに水子の霊として俊雄が更に凶悪になったような見た目のヤツも出てくるゾ!

いくら清水崇氏がプロデューサーについてるからといってもはしゃぎ過ぎである。

考察

さて、作中キョンシーへと変貌してしまうこととなったトン。

その原因となったのは階段で背を向けうずくまる何かに魅入られたしまったことが原因であった。果たしてあのうずくまっていたモノはなんだったのか?

筆者は水子の霊だと考察する。

ガウ道士は末期の肺がん患者であり、延命するのに水子の遺灰をタバコにして服んでいたという点

団地は双子の霊や、廊下を練り歩く不思議な集団など、霊が巣食いやすい環境下であった点

この二点がかみ合わさったことで、水子の霊が強大化し子供のいなかったトンを階段から滑り落としたのではないだろうか?

総評

キョンシーと呪怨という組み合わせに最初は面食らうかもしれない、しかし蓋を開けてみればお互いがお互いを立て合う相乗効果で映画を面白くしている。

リブートはここ最近の原作枯渇から重宝されているが、この作品のように原作から大きく作風を変更したものは珍しいのではないだろうか?

アクションコメディを期待している層からすれば、何余計な味付けをしているんだ!と叩かれそうなものであるが、重厚な画面と過去シリーズへのリスペクトを忘れなかった製作陣のお陰で、時代に取り残されていた霊幻道士というシリーズに新たな命が宿った。

顔面が怖い霊が苦手な人にはオススメできないが、ホラー好きな一見の価値ありだ!


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