タイトルは日本映画界の悪習、「流行ってる奴から適当に取ってつけたろ」式でつけられた悲しきゾンビ映画
内容はめちゃくちゃオリジナリティあっていいと思うのになぁ…
あらすじ
近未来、突如として謎の流星群が地球に降り注ぎ、人類のほとんどがゾンビと化した。
妻子を亡くした整備工バリー(ジェイ・ギャラガー)は同じような境遇の人々に助けられ、彼らが所有するガレージに避難する。
隕石の影響で燃料資源が使えなくなり困り果てていた人々は、やがてゾンビの血液がガソリンの代替になることを発見する。
一方、バリーの妹ブルック(ビアンカ・ブラッドリー)はマッドサイエンティスト(バーイン・シュワート)に捕らえられ、
ゾンビエキスを注入して強化人間をつくる実験の被験者にされてしまう。~映画.comより~
とんでもない発想
原題は Wyrmwood: Road of The Dead なのに!せめてオブザデッド位残してやってよ…という今作。
マッドマックス要素は途中の対ゾンビ用武装がちょっとだけそれっぽいというだけ。
他の要素は割とオリジナリティがあって面白いぞ!
どのタイプのゾンビ?
今作のゾンビは昼はのろのろ歩き、夜になるとメチャクチャ運動能力が上がって
ダッシュしてくるというハイブリット型のゾンビ。
隕石が誘発した特殊なウイルスによって感染し、噛まれたり感染状況が整うと瞬時にゾンビになる。
特筆すべきは何故か呼気や血液が燃料になっているため、ガソリンタンクの代わりになるという特殊な設定。
トラックを走らせるためにゾンビを生け捕りにするという珍しいシーンがある。
感染環境
噛まれる、血液が体内に入るなどで感染するが
何故か血液型がRH−A型の者だけはどんなに血液が触れ合ったとしても感染しない。
ちなみに RH−の血液保持者は珍しく、日本人だと2000人に1人という確率、
日本でこのタイプのゾンビが発生した場合63,155人しか生き残らない計算になる
大変な話だ。
ゾンビエキス強化人間
ここら辺はバイオハザードの「タイラント」からインスパイアされていそうだが
ゾンビの血液を抜き取って普通の人間に輸血し、
特殊能力を発現させようというマッドサイエンティストが出てきて
たまたま主人公の妹が実験台にされる。
結果能力が発現してゾンビの動きをジャックできて不死身となった妹が誕生する。
しかも仲間になるもんだから終盤の無双感は凄い。
総評
タイトル的に凡百の糞映画かと思いきや、
かなり独特な設定が練られた映画であった
そのギャップからかは分からないが、思ったより面白く見れてしまう映画だと思う。
なんと日本未公開の続編もあるのだとか…次作は見ねぇな。
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