日本未公開ながらも今となっては懐かしいゴールデン洋画劇場で放映され人気となった今作。めちゃくちゃステレオタイプな功夫映画となっています!
あらすじ
青年シャオロンの父が、白衣を着た謎の男に殺される。
男はフォーといい、父の秘密が隠されている金の札を手に入れることが目的だった。
だが、金の札を見つけられなかったフォーは、シャオロンの仲間や師匠までも手にかける。
ついにシャオロンは怒りを爆発させ、いとこのシャオリンとともにフォーに戦いを挑む。
全部ちょうどいい
ジャッキー・チェン、ブルース・リーが一時代を築いた功夫映画という一大ジャンル。
プロジェクトA、死亡遊戯…功夫映画作品自体かなり沢山ありますので、一体何から見たら良いのか正直分かりませんよね。
そんな時、非常にちょうど良いのが今作。
地味な主人公、師匠の敵討ちというステレオタイプな筋書き、そこまで派手なアクションはありません。
特筆するようなものが何もないのです!
しかし逆に言えば粗もないということ、功夫映画の基本が詰まった作品であると言えます。
ベジータがトランクスにした首の裏ストーン!も見る事ができますよ!
ながら見するのにちょうど良いんです。
毛量と蹴り
今作基本的には主人公シャオロンと敵役フォーが直接対決に至るまでの物語なのですが、肝心の2人の毛量と髪型のクセが凄い。
戦う上で絶対不利な髪型をしてます。
自分にハンデを課しているんでしょうかね?
最強の敵となる白衣の暗殺者フォー
作中、主人公の父、・師匠・チョロ公など複数名を自らの武術で殺害するのですが、
いずれも全て蹴り殺してます。
普通の上段蹴りです。
蹴りで人って死ぬんですね。
華
この時代の功夫映画はジャッキー映画と否応なしに比較してしまいます。
現に今作のレビューでも半分近くがジャッキー映画との比較を論じていることがわかります。
そこで一番の比較対象になるのは“華”なのではないでしょうか。主演の華、そしてアクションの華、やはりどちらもジャッキー映画には及びません。
なりより、フォーとの最終対決はなんと騙し討ちでトラップを仕込んだ上に武器持って2対1で行うんです。しかも穀物倉庫で。
華が無いのと、若干卑怯じゃないですか?
ただラストシーンでババーンと出てくるTHE ENDは潔くて好きです。
総評
何故かジャッキー映画と比較されてしまう可哀想な作品。
ながら見するのに丁度いい中身のなさとアクション、休みの日にビール片手にダラダラ見るのにオススメです。
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