ハッピー・デス・デイ2U 拡張する世界観

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無印は死に戻り系のニュースタンダードとしての存在感を示したが、2ではその世界観を確固たるものにした

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あらすじ

 
誕生日の繰り返しから抜け出して翌日を迎えたツリーは、恋人のカーターと充実した生活を送ろうとしていた。
しかし、今度はカーターのルームメイトのライアンがタイムループに巻き込まれ、謎の殺人鬼に狙われてしまう。
やがて、すべての原因が、ある研究に関係していることに気づいた3人だったが、そこで再びツリーの身にもタイムループが起こり、またしても誕生日の朝に戻ってしまう。
ところが、そこは元の世界と微妙に異なったパラレルワールドで……。

次回作の宿命

 

 

無印の興行収入がよく非常に人気が高かったので、急遽予定になかったクソほど面白くない次回作を作ってブランドを潰す作品が存在する
過去の映画作にもターミネーター3、ロッキー5など枚挙にいとまがない
主人公が年老いていたり、別人になっていたり、展開が思いつかずに前作と同じことの繰り返しをしている作品もある。そのどれもが視聴者の需要を度外視し、売上ばかりを気にした製作者側の自慰行為に他ならない。
その点今作は主人公据え置き、時間軸も前作直後で、ストーリーも前作にない捻りが加えられているという正統派の次回作

差別化

 

今作は主人公が殺人鬼に殺されるたびに同じ日の朝にタイムスリップする、という死に戻り系というジャンルである
無印でその殺人鬼・ベビーフェイスの正体を突き止めた主人公が、2でまたしても死に戻りのループにハマってしまう、ここまでだと前作と全く同じ展開なのだ
適当な理由をつけて新たな殺人鬼を設定してしまえば作れてしまいそうなお手軽さ加減。
しかしその点、製作陣に抜かりはなかった!
死に戻りのループを産んだ理由、パラレルワールドや世界線の概念、そして主人公以外のキャラクターにも華を持たせることで、無印との差別化を図っている

一対

 

差別化を図っているからといって、前作との距離が生まれているわけではないことも魅力の一つだ。
作中でパラレルワールドの説明をする際『バックトゥザ・フューチャー』が引き合いに出されているが、個人的にバックトゥザ・フューチャー2は映画史上最高の次回作と言ってもいい
それは前作との連続性があり、過去と未来という相反する舞台でバラバラに展開していたストーリーが最終的に一対の物語を構成するからだ
今作も殺人鬼を突き止め死に戻りのループを抜け出すというストーリーから、とある実験から複数発生してしまった世界線を渡り歩くというように、世界観が拡張され最終的に収束していくカタルシスを感じることができる
バックトゥザ・フューチャーと比べてしまうのは野暮であるが、非常に理想的な次回作であるといえるだろう。
アメリカに遅れての日本公開は1と2が同時公開であったが、続けてみてほしいという配給側の考えもよく分かる。

欲張らない

無印でもスッキリと終わり、2も拡張した物語は一旦の収束を見た
全ての謎は解けたため、恐らくこれ以上の続編は蛇足になってしまう可能性が高い
実際、今作は前作に比べて興行収入が伸び悩んだ部分がある。シリーズを続けると中々新規が入りづらくなる事もネックとなるのだ
ただシリーズ通しての監督クリストファー・B・ランドンは「次回作の構想がある」として、3の可能性を匂わせている
絶対、やめた方が良いゾ。
映画も人間も同じ、欲張らないのが1番である

総評

1と2を連続した物語にして、尚且つ差別化を図るという次回作のお手本のような一本
2作で対になっているので、これ以上の次回作は蛇足にしかならない気がする
でも3があるなら絶対見ちゃうけどな!

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